わかんない

病んで自殺するなんて心が弱いからだと言われてうまい反論が浮かばない。もしかしたらその通りなのかもしれない。だけど私はあの子に何かが足りなかったとか、何かが悪かったとかまったく思えないんだよ。いつだって大好きだった。こんなに悲しくてもあの子に出会えた人生でよかった。もうそれしかわかんない。

だめだね

幼い頃から夢見てた、誰もが諦めかけた負け試合は私のロングシュートで逆転大勝利、ダイエットして痩せたら顔もかわいくなってモテモテ、みんなに愛されて笑顔のなかにいるそんな自分を。なんで君の特別でいるだけじゃだめなんだろうね。それはきっと私が君のことをまったく信じていないから。正確に言えば私と君の間にある関係をまったく信じていないから。誰かが見たと言った、でも実体は見つからない、そんな幻のような「本当」ばかりをずっと信じているから。

一人、部屋で

感じた瞬間文字化されてく世界は暴力性に満ちていて私はそんな世界を愛しく思ったりする。楽しい時間は5秒だけなのにどうしてこんなにみっともなくてめんどくさいことを繰り返しているんだと思う?それはね、最後の1秒でやっと心から君の名前を呼べるから。瞬間で冷めていく脳を抱えて私は所有者もわからない感情にハートを押している。

部屋

このパジャマは知ってるでしょ。元彼に選んでもらったやつ。このベッドのことも知ってるね。いつも部屋にあったから。でもあのピアスは知らないでしょ。あのスーツも、本も、食器も。私もこれからあなたの知らない人になっていくんだよ。信じられる?あなたばっかり若いままで私はどんどん年をとるんだよ。そんなん嫌だよね。どうすればいいんだろうね。