人気

これ、おもしろかった。

gigazine.net

人気には2つの種類があり、SNS上で人気を集めようとするばかりに人は間違った方の人気を求めがちであると研究者が指摘。(中略)人気には「人物として好ましい」がゆえに友人に好かれるタイプの人気と、「何らかの方法で地位を得て、他人に対して影響力を有する」がゆえに得られる人気が存在するとのこと。そして、前者の人気を集める人は最終的に健康で、よりよい人間関係を築き、仕事に満足し、長生きする傾向にありますが、地位を求めるタイプの人は不安や憂うつといった症状に苦しみ、依存症になりやすいことがわかっています

 

今やSNSって誰にとっても無視できないツールだよなぁ。TwitterFacebookinstagramがメジャーどころなんだろうけど、最近は10代向け動画作成アプリ「tiktok」とか中東発のアプリ「Sarahah」とか続々出てきてちょっと話題に乗り遅れ気味(SarahahはSNSじゃないか、まぁ流行ってるよね)。

その興隆と共にSNSの弊害も認識されてきて、「SNS依存」「共感疲れ」なんて言葉もちらほら聞こえてくるわけです。「SNSで得られるつながりなんて結局薄っぺらいじゃない?」なんて言葉も「サラダから食べたほうが痩せるじゃない?」くらい多くの人に共有されつつある。ないか。

でも分厚くて太いつながりだけが善ではないじゃない。前に「Twitter」っていう題名で書いたけど(こういうとき文字の色が変わってリンクに飛ぶかっこいいやつやりたいんだけどやり方よくわからないのよね…)、キャッチボールじゃないコミュニケーションで生まれるつながりを発明してくれたSNSを私は支持してる。だから闇雲にSNSは害って言いたくないし、よりよい使い方を考えたい。

じゃあよりよい使い方って何って話。すぐに思い浮かぶのは「人気なんて追い求めなくていい。ありのままでいればいい。BE NATURAL.」って考え方で、あー耳触りのいい言葉だねってへそ曲がりの私は思うのだけど異論はない。ところがここで先ほどの文章は続く。

Prinstein氏はさらに、「私が驚いたのは、嫌われたり除外されたりすることが、私たちのDNAを変え、炎症系の疾患やウイルス性の疾患にかかりやすくすることです」と語っています。 

人気がないと病気になる…

 スウェーデンの子どもたち1万人を対象にした40年間にわたる調査では、好ましい人物であることは将来的な収入や幸福と結びつきやすいとわかっており、

 人気があるとお金も稼げるしハッピー…

どうやら健康に幸福に生きるためには人気は必要らしい。私のようなはずれ者にはつらい事実だな。というわけでPrinstein氏はこのように結論付けています。

両親は子どもを「好ましい人物」になるようにし、物の見方を変え、人気に関するバイアスを取り除く必要がある(中略)子どもに対してよりよい人気の得方を教えるためにも、大人は「人気」に対する自分の見方にバイアスがかかっていると認識する必要があり、Instagramなどによって「地位」が「人気」のように見えたとしても、社会のヒエラルキーに縛られないようにする必要がある。

人気の得方も親の教えの内かい。それならいっそ学校で国語、算数、理科、社会、人気って教えるべきなんじゃ?「あいつ全然勉強できないけど『人気』だけは5だよなぁ~」って子がいたら、それはそれでなんかかわいいな~~いやでも『人気』でいい点取ろうとして子どもたちが変に媚びへつらったり不自然な振る舞いしたりしはじめたらそれは不気味ってか怖いな…

ん?

あ、それが今の「間違った」かつ「大多数の」SNSの使い方なのか。

なるほどねぇ。

人気はより良い人生を歩むうえで必要不可欠なのだから正しい人気の獲得をせよってことを彼は言いたいわけですねきっと。

じゃあ「人物として好まし」くなるってどうすりゃいいのかねぇ。徳を積む?それが難しいけどだからといって安易に地位にすがるようなことはするなってことなんだろね。ネバーギブアップ。そしてその理由で好かれるべきは誰なのか、その規模はどれくらいなのか、ってとこも気になってくるな~。研究してみたいn………

 

 

 

あ、卒論やんなきゃ。

 

 

 

などなど思った記事でした。