君は

君は私の次に好きになった人と結婚するのかなぁなんて考えたら切ないから、無理です。

チョコレート

君が私のこと好きじゃないなら君の好きなもの全部否定したい。怒って。乱されて。悩んで。なんでもいいから君のなにかひとつちょうだい。

わかんない

病んで自殺するなんて心が弱いからだと言われてうまい反論が浮かばない。もしかしたらその通りなのかもしれない。だけど私はあの子に何かが足りなかったとか、何かが悪かったとかまったく思えないんだよ。いつだって大好きだった。こんなに悲しくてもあの子…

やさしさ

やさしい君がいなくなっても、やさしい人はたくさんいる。でも「君の」やさしさが恋しいということはあって今日も会いたいし会えないんだね。

だめだね

幼い頃から夢見てた、誰もが諦めかけた負け試合は私のロングシュートで逆転大勝利、ダイエットして痩せたら顔もかわいくなってモテモテ、みんなに愛されて笑顔のなかにいるそんな自分を。なんで君の特別でいるだけじゃだめなんだろうね。それはきっと私が君…

一人、部屋で

感じた瞬間文字化されてく世界は暴力性に満ちていて私はそんな世界を愛しく思ったりする。楽しい時間は5秒だけなのにどうしてこんなにみっともなくてめんどくさいことを繰り返しているんだと思う?それはね、最後の1秒でやっと心から君の名前を呼べるから。…

部屋

このパジャマは知ってるでしょ。元彼に選んでもらったやつ。このベッドのことも知ってるね。いつも部屋にあったから。でもあのピアスは知らないでしょ。あのスーツも、本も、食器も。私もこれからあなたの知らない人になっていくんだよ。信じられる?あなた…

小瓶に手紙

私の知らないところで君が今日も元気に生きてる幸せよ。君の喜怒哀楽に私は何も関係がない、そんな寂しさも越えていける輝きよ。何があっても生きる方を選んでね。大切なものを大切にね。

ファン

あなたの正体には興味がないんです。誰がいじわるな噂を吹き込もうと私にはどうでもいいんです。この気持ちの目指す先は今この瞬間であって、未来や幸せではない。ゆっくり確かに私の中に入ってきてください。私は視界にあなたがいるとうれしい。

一度脱いだ制服を着て睫毛をあげた、恥ずかしさと高陽感で私たち無敵だったね。走り出して思わず繋いだ手、あのときが最初で最後だったかな。あれなんだったんだろうね。左利きだから字が汚いって気にしてたじゃない、私は好きだったよ左から右へはらうよう…

昨日の夢の引力が強くて 今日はよくバランスを崩す いつか大丈夫になる日が来る なんて言われたって 今日もその日じゃなくて 明日もきっとその日じゃない それだけで全然大丈夫じゃない

シンプルに

どんなに痛々しい口実もしくは感動的な理由をべらべら並べたって、会うのは会いたいからだし、会わないのは会いたくないからです。そこを変に考えすぎるからわけわかんないことになってんの。言葉の包装紙でラッピングするのも結構だけどもたもたしてたら中…

段差

息を切らしながら言ったこと 清潔な一言にまとめられて またひとつ ぼくは消えた「世界にたった一人」という わずかな誤差 この狭い狭い箱のなかで 出会って笑って メダカみたいに泳ぐ十数年横一列に歩きながらおしゃべり 左足だけ歩道にのっけて 右足は落ち…

大学時代の気持ちに戻る曲

① www.youtube.com 「おかわりも自分でセイイェー」 かわいい。私も一年の頃は肉に賞味期限があることも知らなかった。 ② [MV] Perfume「ワンルーム・ディスコ」 初めて買ったCD。一人暮らしデビューの曲かと思いきや違うんだよナーとか途中に泣き声が入って…

ピアス

「私さ、永沢んちにピアス落としてない?」 次々と改築されていく講義棟に取り残されて第二講義棟は古くて狭くて寒かった。私は少し大きめの深緑のセーターの袖を指先で握りながら、授業終わりに教室を出ようとする永沢の背中に声をかけた。喉が渇いてはりつ…

本物

もういいやって諦めた瞬間に抱き寄せられたり、相手が弱っているときには支えたり、ちょっと意地悪な感じで攻められたり、ピンチの時は駆けつけてくれたり、ケンカしても仲直りして絆を深めたり、なんだかんだで私のことを一番に想ってくれたり、私も一番に…

似てる

君に似てる人に抱いた愛に似てるもの、ひとつも嘘じゃないのに。

2018.2.11

「君は本物を知らないんだ」ってばかじゃねえの。お前が何を知ってて私が何を知らないっていうんだよ。お前が言ってる「本物」は、「社会」は「仕事」は「結婚」は「愛」は「幸せ」は全部、お前のお前によるお前のための定義でしかないんだよ。他人に押し付…

大学生

買い出しに自転車を走らせた夜、白い息を吐きながらトシキんちに向かった。数百円ずつ出しあって鍋と酒。女子もいたらなんか盛り上がるゲームでもするだろうけど今日も相変わらずの野郎飲みだから麻雀。俺たちのまいにちはのびのびになりながらもなんとか形…

どうか

「あの子はいいお友達をもったね」とお母様は私が手渡したノートを大事そうに胸に抱えた。「いえ、そんな」と咄嗟に返して俯く。本当にいい友達だったら生きてるときにもっと支えられたはず、でもそれは飲み込む。これは遺されたご家族のためだから、「あの…

一緒に

もう何がどうだっていいから君に会いたいな。世間は改元だなんだと騒いでいるけれど、私にとって時代は君がいた頃と君がいない今の二つしかないよ。どうだっていい、今まで考えてきたこと全部どうだっていいから、君に会いたい。君にしかできない話がある。…

悲しみ

あまりにも大きな悲しみを抱えていると日常で出会う小さな悲しみを軽んじてしまって、そのバチが当たったのか、そこらへんに適当に放っておいた悲しみに躓いてこけた。『よく生きる』ことは大切だし、その営みは貴い。だけど、よく生きようとしすぎると人間…

現実

死んだと思った人が生きてたって物語は希望そのものだけど、一部の観客/読者にとっては絶望でしかない。否定したい訳じゃない、むしろ誰よりもそんな奇跡を望んでいるからこそ、そして現実では起こり得ないとわかっているからこそ、否定せざるを得ないのだ。…

やさしさ

「うんうん」「えらいね」「それで?」って話を聞いて、相手が言って欲しそうなことを言って、弱ってるときは優しく声をかけて。そういうことを続けていたら好かれた。そして心が汚れた。常に目の前の誰かに対して「○○してあげる」姿勢になっている自分が気…

遺されて

大事な人を亡くしてから、心の機微や細やかな所作を捉えられなくなった。怒らなくなり、こだわらなくなり、諦めるようになった。それがいいのか悪いのか、強さなのか弱さなのか、正しいのか間違いなのかはわからない。すべてかもしれない。ただなんだか私の…

その価値を知らない人からしたら「そんなこと」じゃないですか。でも人は「そんなこと」で生きようと思ったり、死のうと思ったりする。今、何十億の歴史を経て何十億の個体が息をしています。確かに人の命は取るに足らないものであり、したがってすべてのも…

こんな酔いぐらい大人はちゃんと管理するべきであって、言い訳にしてはいけないのです。大人はいつなんどきもちゃんとせねばいかんのです。一度大人になった以上死ぬまで大人であることを踏まえれば、私は死ぬまでちゃんとしなければいけないのです。そうで…

仕事

埃くさい小さなオフィスで野暮ったい制服着ながらパソコンとにらめっこしてるのが私。そんでこれが私の仕事。地味ですねって?反論はいたしません。誰が見たって地味ですもの。今は沖縄の取引先へメールの返信を催促する文章をどこすかどこすか打ち込んでる…

だから

正直言えば、身体の線の内側にある自分はなくなっても大して惜しくない。そりゃ今すぐは嫌だけど、近い将来にはきっと。じゃ何が惜しいかって、身体の線からはみ出した自分。ずっとずっとこれからも広がっていくもの。千年万年かけてその経過を見ていたいけ…

次の日

私が死んだ次の日に駅前で自転車が盗まれた。 女子高生が川沿いを走っていた。 太った猫がくしゃみをした。 空き缶が車に潰された。 交番のお兄さんが暇そうだった。 サラリーマンが道路でしゃがんだ。 祖母に手を引かれた少女が空を見上げた。 私が死んだ次…